木村 知佳様インタビュー
フォトグラファー:木村 知佳様
- 職業:フォトグラファー
- ホームページ:https://chika6375pro.wordpress.com/
- Instagram:https://www.instagram.com/chika6375/?hl=ja
『夜の煌めき 〜カメラ女子Chikaの魂震えた景色(解説付き) 』について
出版した理由はありますか?
たくさんの方に、自信を持ってオススメできる作品を作りたいと思っていたからです。
これまで、写真のみを並べた写真集の形で個人的に作成し、直接Instagramのフォロワーさんに発送した経験はありましたが、今回のような「出版」という形で出版会社のもとで作成させていただいたのは初めてでした。
作ってみての感想を教えてください。
パブリマの編集用ソフトは、文字入れ用のテンプレートが豊富かつ自由度が高かったので、オリジナルの写真集が作成しやすいと思いました。
以前から、「撮影方法や編集方法の解説本のようなものが欲しい」というお声をInstagramのフォロワーさんから頂くことが増えて、解説本のようなフォトブックを作成したいという気持ちがありました。
今まで、文字入れや細かい画像挿入は難しいと思い込み、なかなか手をつけられずにいましたが、このソフトであれば解説付きのフォトブックを作りやすいと思っています。
ウリポイントを教えてください。
Instagramでいいね数が4桁に達し好評だった写真を厳選して掲載しました。
また写真の撮影方法や編集方法を、実際の撮影例をあげながら楽しみつつ参考にできるように構成しました。
撮影データを記載している写真集はよくありますが、撮影方法まで詳しく解説している写真集はあまりないと思います。
撮影テーマごとに写真をまとめて解説を加えていますので、その写真がどのように撮影し、そして仕上がったのかが伝わると嬉しいです。
さらに、この本が「写真撮影の虎の巻」のような存在になれば幸いです!
苦労した点はありますか?
今回写真集に解説を加えることが初めてでしたので、見やすいような全体の体裁やフォントの調整、加えて伝わりやすい文章に校正することに苦労しました。
また、良いものを作ろうとこだわり過ぎてしまい、沼にハマりかけました。編集前の元画像をページ内に掲載しているのですが、過去に撮影した写真を遡って用意することが想定外に大変な作業で苦労しました。幸い、友人に手伝ってもらい助かりました。実はこの友人から本格的な撮影機材を借りて、星雲・星団・彗星の撮影をすることができました。
特にオリオン大星雲やアンドロメダ銀河は撮影すること自体が、私の目標の一つでもあったのでこの方にはとても感謝しています。
フォトブックを作る為のヒント
ある程度の全体像や内容構成、ページ数、見開きページのイメージを決めてから作り始めることをオススメします。
思いつきで作り始めてしまうと、ページ数が多くなり、まとまりのないフォトブックになってしまうと思います。
私は紙にざっくりと見開きページのイメージを描いてから作りました。見開きページの並び替えは後からでもできるので、見開きページだけ試しに先に作ってみるのもいいかもしれません。
これからパブリマに出版を考えている方にメッセージをおねがいします。
パブリマさんで出版すれば、自分の時間を節約しながら、ストレスフリーで、たくさんの人に作品を見てもらうことができます。私が写真集を販売する際にいつも困っていたのは、知人との金銭的なやりとり、梱包材料の用意、発送などの細々としたことを計算し、販売価格を決めないといけなかったことにありました。
在庫をかかえることもなく、販売価格もこちらで決められることがとても魅力的です!
また、プレミアム印刷、スタンダード印刷、電子版の3種類から、購入希望者が選択できることも大きな魅力になりますね!
お仕事について
普段はどのようなお仕事をされていますか?
プロカメラマンとして、出張撮影を中心に仕事をしています。
Uber Eatsや出前館掲載用の料理メニュー撮影、幼稚園や小学校のスクールフォト、家族写真撮影、お宮参り撮影、七五三撮影、カップルフォト、ホテルや不動産撮影なども撮影しています。観光局から景観を撮影するお仕事を頂くこともあります。
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神戸観光局撮影依頼写真
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料理のメニュー写真
また、今回のようにクリエイターとして仕事をすることもあります。趣味で撮影した夜景写真をフォトブックにまとめたり、グッズ販売、写真販売、写真展への出品などをしています。
また、講師としてカメラ講座を開催することもあります。
フォトグラファーになったきっかけはありますか?
Instagramのフォロワーさん方と「感動」を共有したり、私の写真を通して「笑顔」になったり、「元気」をもらっていると喜んでもらえること増えて、自分が心から楽しいと思うようになり、フォトグラファー になりたいと思うようになりました。
大学院生時代に就職先が決まり、同期のカメラ女子の影響から興味本位でカメラ撮影とInstagramへの投稿を始めたところ、本格的にカメラ撮影に目覚めていきました。
その後、次第に撮影依頼を頂くようになり、企業からもお声かけを頂くことも増えました。
大学卒業後は、新薬開発関係の会社に勤務しましたが、カメラを使った仕事を中心に活動したいと思う気持ちが強くなり、会社を退職してフォトグラファー になりました。
撮影で大切にしていること!
趣味の撮影で大切にしていることは、『カメラってやっぱり楽しい!!ワクワクする!!』という気持ちを、大事にすることだと思います。楽しいという気持ちがあってこそ、もっと上手になりたいという向上心や心の余裕が生まれると思うので、真剣になりすぎず楽しむ余裕をもつことが大切だと思っています。
一方、仕事の撮影で大切にしていることは、クライアントとの『コミュニケーション』です。人物撮影では、被写体さんとの信頼関係ができていてこそ、自然な笑顔を引き出すことができると思っています。
フォトグラファーという職業の魅力を教えてください!
『創造と挑戦』ができるワクワクする職業であるという点に魅力があります。
同じジャンルの撮影であっても、どのように被写体の魅力を引き出し、写真にするかを考える『創造的』な面に面白さがあります。
またクライアントのニーズに応えたいという想いで、知り合いのプロカメラマンを訪ねて勉強させてもらったり、自分自身で試行錯誤する場面もあるので、『挑戦』することで自分自身の成長を感じることができると点も、フォトグラファー はとても魅力のある職業だと思っています。
今後のやりたいことや目標を教えてください!
■やりたいこと
今後もお友達と一緒に、国内に限らず色々な場所で写真を残したいと思っています。
具体的には、スウェーデンのオーロラ、トルコの気球、ボリビアのウユニ塩湖、タイのコムローイ祭り、アメリカのアンテロープ・キャニオンなどは憧れの撮影対象なので、一度は撮りたいなと思っています。
国内では、日本三大夜景撮影制覇、雪景色と星のコラボ撮影、白川郷合掌造り、沖縄のホエールウォッチング、日本中の滝などを撮りたいです。
またやってみたいことは、カメラ好きのためのプライベート花火大会や、フォロワーさんを誘って関西で写真展を開催したいです。
■目標
写真撮影だけではなく、動画も撮影できるようなフォトグラファー になりたいと思っています。
ウエディング前撮りやカップルフォトなどで、ドローンを使った動画撮影も出来たら喜んでもらえるだろうなと思っています。
また、貴社から頂いたTHETAを利用して、Google認定フォトグラファーの資格を取得し、360度撮影を生かした仕事も増やしていければいいなと思っています。
そして、今後もフォトグラファーとして成長し続けたいので、日々勉強していきたいです。さらに企業とのお仕事も機会があれば増やして、自分の可能性を広げていきたいと思っています。
THETA撮影